【昼ドラ展開】黄昏古書店の家政婦さん~下町純情恋模様~の感想
2016年08月09日

kindle unlimited対象書籍だったことと、タイトルと表紙の雰囲気から気楽に読めそうだったので読んでみました。

かなり期待を裏切られました。凄く良かったです。

日常系の金太郎飴のような作品...?

「けいおん!」や「サザエさん」のような普通の人たちの日常生活を描いた作品だと思っていました。

毎回何らかの事件は起こるものの、そのことが登場人物に深く影響する事はなく、

前回と同じ今回、

今回と同じ次回、

そんな金太郎飴のように安心感のある日常が、だらだら続いていく作品であると思っていました。

イクところまで行くぞ!

日常系の作品で描かれるラブコメはある程度以上は進展する事はありません。

毎回同じ緊張感を味わうために、登場人物たちは決して変化しない人間関係の中で閉じた生活を永遠に続けます。

そういった安心感が作品の魅力になることもあるのでが、【黄昏古書店の家政婦さん】は違いました。

最初は小さい事件の連続で読者を油断させておいて、物語中盤から一気に攻め込んできます。

京極夏彦著作に出てくる京極堂を優しくしたような古書店主人とかわいい家政婦さんが、日々の生活の中でいろいろな事件に巻き込まれたりすることで徐々にお互いを意識するようになります。

表紙からは思いもよらない、かなりドロドロとした展開もあり、それらを1冊でまとめきった事が凄いです。

古書店主人は優しいだけじゃない

古書店主人の意外と生々しい本性にも驚かされます。

彼の言う風呂屋はそっちの事だったのか。

作品の中で家政婦さんが本当にかわいく描かれています。

何度も読み返したくなる、最初から最後までまったく退屈することのない作品です。

二時間くらいですっきり読めます。

なんとなく疲れた方にもおすすめ出来る、読んで気持ちの良い作品だと思います。

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